6月28日に開催された第3回文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会では、第2回の審議で告知されていたとおり、今回は録画に関する研究が主題となった。 文化庁長官官房著作権課から発表された「私的録画をめぐる実情の変化等」では録音と同様にハードディスクドライブやDVDといったデジタルメディアへの記録が急増していることが浮き彫りになった。続いてビジネスモデルと技術的保護手段の現状について日本放送協会総合企画室(デジタル放送推進)統括担当部長藤沢秀一氏、東京放送メディア推進局デジタル放送企画部長の稲葉悠氏、日本民間放送連盟デジタル推進部長の竹内淳氏ら3名から説明があった。 特に話題となったのはデジタル放送のコピーワンス制限によるコピーコントロール方法だが、その枠内でオリジナルを残しつつ、DVDやメモリカードへのムーブ用に別バックアップファイルを同時作成するという案も紹介された。ただしこれは正式案