全日本空輸(ANA)が労働組合に提案した人件費削減策の具体案が13日、明らかになった。従業員約1万5千人の多くを占める一般職の月例賃金は一律5%カットを提案した。厚生年金保険料の従業員負担も3割から5割に引き上げる。国際線の需要が戻らないなか、人件費の圧縮を進める。【関連記事】ANA、副業を拡大へ 他社と雇用契約可能にANA、希望退職を募集 賃金カットで年収3割減に航空生き残り、時間との戦い 国際線なお8割減米航空の雇用支援が期限切れ 人員削減巡り瀬戸際攻防ANAは既に冬の賞与をゼロにすることや賃金の減額などで、年収を3割減らす方針を労組に提案済み