十和田八幡平国立公園に指定されている青森市の八甲田山系の樹氷に落書きをしたとして、青森県警は22日、ミャンマー国籍の飲食店従業員の男(29)=東京都新宿区=を威力業務妨害容疑で逮捕し、発表した。 発表によると、男は1月14日正午前後、八甲田ロープウェーの山頂公園駅周辺の樹氷に蛍光スプレーで落書きし、ロープウェー運営会社の従業員に落書きを消させるなど同社の業務を妨害した疑いが持たれている。男は知人女性とスキー旅行で山を訪れており、「彼女へのサプライズでやった」と容疑を認めているという。 落書きは、樹氷2本と周辺の雪面約50平方メートルにピンク色の塗料で「誕生日おめでとう」などと英語や中国語で記されていた。日本人スキーヤーが英語や日本語、中国語を話す観光客が文字を描いているのを見つけ、同社に通報していた。