ボケマスターに俺はなる! iPhone XSの発表会で頻出したため、ちょっと話題になった単語「ボケ」。英語だと「bokeh」。日本語だと「ぼけ」。漢字だと「暈け」。 日本語由来のカメラ用語として有名な言葉なわけだが、それだけ日本人はボケにこだわりを持ってるのである。背景や前景をボケさせる条件ってのがあって、それをうまく使えばボケのある写真を撮るのは容易なのだが、面白いことにレンズによってボケの形やボケ具合が違うのだ。このレンズは「ボケがきれい」とか「このレンズはボケが汚い」とか言われる。 実際に撮ってみると、同じスペックのレンズでも製品によって背景のボケ方が変わってくるのだから、表現にこだわる人には大事なことである。なぜいきなりそんな話からはじめたか。交換レンズメーカーとして有名なシグマが「ボケマスター」という愛称のレンズを出したのだ。 これは105mm F1.4の単焦点レンズ。中望遠でF