日本では男女の平均寿命が80歳を超えるようになりました。 日本は豊かな国といわれています。それでも高齢者の方の誰もが安心して暮らせるためには、医療・福祉の分野に、なお一層の充実した制度が必要だと思います。 そんな日本の高齢化社会を、福祉住環境の面から支える、資格のひとつが「福祉住環境コーディネーター」です。 健康な人々が生活するには何の問題のない住宅も、高齢者や障害をお持ちの方にとってはさまざまな危険や問題を抱えています。生活空間のちょっとした段差や、浴室・水周りなどの設備の高さなどが、高齢者や障害をお持ちの方の暮らしを大きく制限することがあるからです。 福祉住環境コーディネーターは、こうした住宅の課題を取り除き、人にやさしい住環境を提案する専門家です。 まだ比較的新しい資格ではありますが、福祉住環境コーディネーターの重要性は社会に浸透しつつあり、試験の受験者は年々増加する傾向にあります。