円相場の激しい動きがPCパーツショップの価格表に大きな影響を与えている。週末を待たずに、回転率の高い一部のパーツを値上げするショップが複数あった。 目立っていたのはCPUとメモリ、HDD、SSDの4品目だ。フェイス秋葉原本店は「最近の円安の動きが激しすぎて、現状維持がどうにも厳しいパーツが出始めています。CPUとSSDはちょうどいま価格表を張り替えました。メモリももうじき値上げせざるを得なくなります。HDDも回転率の高いものは年内に値上げになるかも」と話していた。 PCパーツの多くは輸入されているため、円安になると仕入れ値は上がる。一時的な小さい値動きなら代理店や店舗が変動分を吸収して現状が維持されるが、今回のような激しい変動があると売価に直接作用する。影響が大きいのは、回転率が高い商品と薄利で売られる商品。前者の典型例がSSDやメモリの売れ筋ライン、後者の典型例がCPUだ。 ただし、対象