死亡した家族4人が乗っていた乗用車。猛吹雪で雪に埋まっていた=3日、北海道中標津町、横山蔵利撮影 北海道中標津町俣落の道道で2日午後7時10分ごろ、雪の吹きだまりに乗用車が埋まり、車内に4人が閉じ込められていると消防に通報があった。4人は近くの宮下加津世さん(40)と高校2年生の長女未彩さん(17)、中学2年生の次女彩世さん(14)、小学5年生の長男大輝さん(11)で、病院に搬送されたが、いずれも死亡が確認された。中標津署は一酸化炭素中毒の可能性が高いとみて、死因を調べている。 同署によると、宮下さんは同日午後5時40分ごろ、知人に携帯電話で「雪山に埋まった」と助けを求めた。知人がトラクターで現場に駆けつけたところ、宮下さんの車を見つけたが、4人ともぐったりした状態だったという。 また同署によると、3日午前6時10分ごろ、同町俵中のアルバイト従業員北川陽菜さん(23)が自宅近くで倒れ