敦煌莫高窟第249窟壁画(6世紀) 右上に風袋を掲げた風神、左上にリング状に太鼓を並べた雷神の姿形が見える。 風神雷神図(ふうじんらいじんず)とは、風袋から風を吹き出し風雨をもたらす風神と、太鼓を叩いて雷鳴と稲妻をおこす雷神の活動の姿を描写する絵画である。 俵屋宗達筆の屏風画が有名で、琳派の絵師をはじめ、多くの画家によって作られた模作や模写が多数制作された。 モチーフ[編集] 一対の風神と雷神[編集] 東洋美術には古くから風神と雷神を扱う作品があり、中国で1世紀に作られた武氏祠に風伯と雷公が彫られているほか[1][2][3]、北魏の元叉の墓の天井画は、星図を挟んで周囲に太鼓を巡らせた雷公と布を広げた風伯が対になっている[4][5]。ただし、「雷公」という言葉の初出である屈原の『楚辞』では雷公と雨師(英語版)(水神)が併称されているように[6][7]、必ずしも風神と雷神で対になっていたわけで
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