JJ(熟女)は夕方になると目が見えないし、冬は日が沈むのが早い。 JJ仲間が夕暮れ時に自転車で出かけた時、スロープだと思って下ったら、階段だったらしい。 「階段をガタガタ駆け下りて、ヤンチャな中年女性になってしまった」という言葉に「すごい、ジャッキー・チェンみたい!」と感心した。 運動神経ゼロの私が同じことをしたら、死んでいたかもしれない。JJの悲劇を起こさないためにも「注意一秒、怪我一生」を標語にしたい。
JJ(熟女)は夕方になると目が見えないし、冬は日が沈むのが早い。 JJ仲間が夕暮れ時に自転車で出かけた時、スロープだと思って下ったら、階段だったらしい。 「階段をガタガタ駆け下りて、ヤンチャな中年女性になってしまった」という言葉に「すごい、ジャッキー・チェンみたい!」と感心した。 運動神経ゼロの私が同じことをしたら、死んでいたかもしれない。JJの悲劇を起こさないためにも「注意一秒、怪我一生」を標語にしたい。
前回の記事『性差別や性暴力の話になるとケンカになる問題』には、沢山の膝パーカッションをいただいた。 「何でも話せる夫なのに、性差別や性暴力の話になると通じない」という声に「わかる!」と膝を打ち過ぎて、おいらのヒザ大僧正はボロボロだ。 自分にとってどうでもいい相手であれば、どうでもいい。そうじゃなく、誰よりも信頼しているパートナーに理解してもらえないことがつらいのだ。 性暴力については特に、男女の意識のギャップが大きい。 前回も述べたように、性犯罪の加害者の95%以上が男性、被害者の90%以上が女性である。
前回の記事『性差別や性暴力の話になるとケンカになる問題』には、沢山の膝パーカッションをいただいた。 「何でも話せる夫なのに、性差別や性暴力の話になると通じない」という声に「わかる!」と膝を打ち過ぎて、おいらのヒザ大僧正はボロボロだ。 自分にとってどうでもいい相手であれば、どうでもいい。そうじゃなく、誰よりも信頼しているパートナーに理解してもらえないことがつらいのだ。 性暴力については特に、男女の意識のギャップが大きい。 前回も述べたように、性犯罪の加害者の95%以上が男性、被害者の90%以上が女性である。
アルテイシア『ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 医大の不正入試から、痴漢や「生理の貧困」問題、女性政治家の少なさ等々、女たちが性差別に声を上げる一方で、「男らしさの呪い」から抜けられない男たちのしんどさも。「女は翼を折られ、男はケツを蹴られる」と喝破する著者が、男も女も繊細でいいし傷ついていい、よりよい未来のために声を上げていこう! と元気づける爆笑フェミエッセイ。 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット アルテイシア『フェミニズムに出会って長生きしたくなった。』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 男尊女卑がはびこる日本で女はとにかく生きづらい。入試や就活で差別され、セクハラパワハラ当たり
最近は忙しくなりその回数は減りましたが、以前より暇が出来るとよく他の書店に行き、本を一冊買って帰りました。書店チェーンに勤めていたころ、先輩のHさんが「他の書店で本を買わない奴は駄目だ」とよく断言していましたが、その教えが身に染みついているのかもしれません。 行く書店に、こだわりはありません。ショッピングセンター内の大型書店、国道沿いの複合型書店、雑誌でよく見かける個人経営の本屋など、大体どこの店でも面白いところの一つや二つは、すぐに見つかります。 はじめていく店では、入ってすぐ目のつくところに、何を並べているかを確認します。その場所に並べている本は、その店が大切にしている本であることが多いので、そこを見ることでどんな店かがわかります。また、長く営業している店では、お客さんの嗜好が次第に店の本に反映されてくるので、「ああ、ここは年配の人が多いんだな」など、その店の日常が伝わってきます。 店
店をやっているものとしては失格かもしれないが、実はお客さんの顔がなかなか覚えられないでいる。話に相槌を打ちながら、この人誰だったかなと思っていることはしばしばあるし、話しかけて怪訝な顔をされたと思ったら、思っていた人と違う人だったということも、これまでに何回かあった。 妻にそんな話をすると、店には似た雰囲気の人が多いからねと返ってきた。確かにある店を好ましいと思い来店する人たちのあいだには、似たような趣味嗜好が存在するし、置かれた環境も近いのかもしれない。個人経営の店では、並べている商品にあらかじめフィルターがかかっている場合が多いので、店内にはどうしても同質の空気が醸成されやすい。 だから「違う」人が入ってくると、その人はすぐに目立ってしまう。声のボリュームが違う、着ている服が違う、店内を見る視線が違う……。大抵の場合はその人のほうでもすぐに出て行ってしまうのだが、まれに話しかけられるこ
私がオバさんになったよ 2021.08.18 公開 ツイート 結婚とは、倒産させない前提の会社を二人で運営するようなもの【文庫化再掲】 ジェーン・スー どうやら、人生は折り返してからの方が楽しいらしい。ジェーン・スーと、わが道を歩く8人が語り尽くした本『私がオバさんになったよ』が文庫になりました。あらためて、その一部を公開します。今回は大学で男性学を教える田中俊之さんとのお話。男性学とは、男性が男性であるがゆえに抱える悩みや葛藤といった問題を、社会構造や歴史的背景と関連づけて考察する学問です。 「女子は男子より下であるべき」というマインド設定 田 中 男性だけで集まると、結構話すもんなんですよ。話すだけで気が楽になるってことがあって。気が楽になることを男性は甘く見がちですけど、結構大事です。人の話をさえぎらない、人の話を否定しないというルールを設定すると、結構会話がはずみます。それだけ普
私がオバさんになったよ 2021.08.20 公開 ツイート 女性の呪いは男性の呪いと「いっせの、せ」で解かないと【文庫化再掲】 ジェーン・スー どうやら、人生は折り返してからの方が楽しいらしい。ジェーン・スーと、わが道を歩く8人が語り尽くした本『私がオバさんになったよ』が文庫になりました。今回は漫画家・海野つなみさんとのお話。海野さんの『逃げるは恥だが役に立つ』は大旋風を巻き起こしました。あらためて、その一部を公開します。 ジェーン 私は先ほどからちょいちょい話してるように、普通の人が普通にできることができなかった人生が金になってるにもかかわらず、なぜできなかったのかという自責が小骨のように刺さって残ってるんですよ。なぜ大多数の人が呑み込めるものを私は呑み込めないのか。それがコンプレックスになってる。海野さんからは、そういうコンプレックスだったり、小骨みたいなものを、こうやってお話しして
どうやら、人生は折り返してからの方が楽しいらしい。ジェーン・スーと、わが道を歩く8人が語り尽くした本『私がオバさんになったよ』が文庫になりましたみ。最終回のお相手は能町みね子さん。二人に共通する意外な点とは。あらためて、その一部を公開します。 ジェーン 今はお引っ越しされて、サムソン高橋さんと一緒にお住まいですね。 能町 そのあたりの話をスーさんとしてみたかったです。スーさんは未婚のプロを名乗ってますけど、特定のお相手はいるじゃないですか。めっちゃ聞かれていると思いますけど……別にするべきとは思わないですけど、なんで結婚しないんですか? ジェーン 私もだんだんわからなくなってきたんですよ。非婚イデオロギーがあるわけでもなく、ただ結婚することによってなにが変わるのかわからんなーと言ってたらこの歳になりました。35くらいまではちゃんと結婚しないと人として欠陥商品だという思い込みがあったんですけ
*幻冬舎plusフェスまであと7日!! いわゆる家族とは違ったかたちで他人と暮らすシェアハウス。長年、ヌシとして暮らしてきたphaさんが、シェアハウスを旅立つ決意をしたこの回はとても反響がありました。ちょうどいい距離感で、いろいろな人とつながっていた拠点から、なぜ離脱を? ゆるやかなつながりを絶って向かう、次の場所とは。 * * * かれこれ10年くらい、シェアハウスを自分で運営しながら住み続けてきた。 シェアハウスのような人の集まる場所に住んでいると、ぼーっとしているだけでいろんな人が住んだり遊びに来たりするので退屈はしなかった。まあ人が集まるとときどきはトラブルもあったりはするのだけど、基本的には楽しく暮らしていた。だけど、そんな生活に最近少し飽きてきた気がする。 いや、飽きてきたというか、シェアハウスに住み続けることが、自分の何かをだめにしている部分があるんじゃないかという気がしてき
コロナ離婚やDV増加といったニュースも耳にするようになった外出自粛。否応なく増えてしまった夫婦の時間が、これまでにない衝突を生んでしまっているかもしれません。『結婚さえできればいいと思っていたけど』で、自身が囚われていた「昭和な結婚観」から脱し、新たなパートナーと事実婚するまでを描いた水谷さるころさん。『どんどん仲良くなる夫婦は、家事をうまく分担している。』は、そんなさるころさんが妊娠出産後の夫婦関係の試行錯誤を描いたエッセイ漫画です。まさにタイトル通りの現在に至ったさるころさん夫妻が積み重ねてきた喧嘩と話し合いと工夫と改善のPDCAサイクルは、今の状況にも参考になることでしょう。あらためてご紹介します。 ※この漫画には男性が理不尽に怒る描写があります。苦手な方はご注意下さい。 * * * 水谷さるころ『どんどん仲良くなる夫婦は、家事をうまく分担している。』 幻冬舎plusで立ち読
ジェーン・スー『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』×東浩紀『弱いつながり』刊行記念対談 2014.08.07 公開 ツイート 「私たちは、『男と女の違い』をもっと知るべきじゃなかろうか」 第2回 ネットは“第2の建前”を増やしただけだった 東浩紀/ジェーン・スー 「人生は“うっかり”と“あきらめ”の連続」だから、「計算してもしょうがない」という意見の一致を見た第1回から、次第に話題はネット論へ。いつのまにかネットは、“持てる者”は“持たざる者”を気遣いすぎる世界になってしまったようです。 (構成:福田フクスケ 撮影:牧野智晃) ジェーン 私は東京生まれ東京育ちなんですが、以前ブログで、東京に幻想を抱いてやってくる地方出身者に対する複雑な感情を書いたら、「地方出身者を疎ましく思うなんて何事だ」という罵詈雑言を、はてなのブコメなどで多数見るハメになりました(笑)。一方で、同じ東京出身者からは
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