このコラムについて 日本だけでなく、イタリアのミラノにも拠点を構え、欧州でも活動しているデザイナーの佐藤オオキ氏。そこから見えてきたのが、欧州企業のブランドづくりに対する情熱だ。それは時として、ものづくり以上に、ブランドへのこだわりを示す姿勢にも表れている。そのために、デザイナーの力を最大限に引き出そうとする。そんな欧州企業はどのようにブランドづくりを進めていて、日本企業と何が違うのか。デザイナーである佐藤氏はどのように関わっているのか。「ブランド×デザイン」のヒントを探っていく。 記事一覧 記事一覧 2011年1月26日 「人に身近な感覚からの発想」が伝播力を高める 【最終回】空間デザインの面白さと可能性 空間にアイコン的な要素を持たせる手法は、現代に合ったやり方だと私は思っています。身近なところから物事を考え始めると、必然的に空間に個性が生まれ、それがブランド力になっていきます。 20