コストが高い、運用が難しい――など、まだまだ課題の多いローカル5G。だが、解消に向けた技術開発も急ピッチで進んでいる。普及の鍵を握る4つのテーマについて現状と展望をレポートする。中編では「クラウドコア/SA」にフォーカスする。 コアネットワークはSaaS型で小さく始める 「ローカルに基地局設備(RAN)だけを置いて、コアはクラウドで提供するモデルが中心になっていく」 NEC 新事業推進本部長の新井智也氏は、ローカル5Gシステムの構成についてそう予想する。2019年度から同社が行っている実証でクラウドコアへのニーズの高まりを感じており、「RAN設備もNECが持ち、マネージド型で使いたいという期待も高い」。初期コストを抑え、かつユーザーの運用負荷も軽減できるマネージドサービスの提供を検討している。 こうしたクラウドモデルにより、スモールスタートが容易になる。基地局数やデバイス数に応じた月額課金
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