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2009年5月24日のブックマーク (3件)

  • asahi.com(朝日新聞社):政治と複数性―民主的な公共性にむけて [著]斎藤純一 - 書評 - BOOK

    政治と複数性―民主的な公共性にむけて [著]斎藤純一[掲載]2008年11月2日[評者]苅部直(東京大学教授・日政治思想史)■鍵は他者の声を聴きとる「感性」に かつてトマス・ホッブズは『リヴァイアサン』の中で、政治社会ができあがる前の段階として想定される自然状態では、「人間の生は孤独で、貧しく、汚らしく、野蛮で、そして短い」と語った。実は、いまの先進社会で底辺に追い込まれた貧困層は、まさしくこれと同じ状況にある。 このに見えるそうした指摘は衝撃的である。だが、社会福祉や労働政策の対象ではなく、あくまでも「政治」、とりわけデモクラシーの質をゆるがすものとして、この問題を著者は位置づけ、考えぬこうとする。 かつて20世紀の福祉国家は、社会保障の制度を通して、見知らぬ人間どうしが、おたがいを苦境から救う紐帯(ちゅうたい)を作りあげた。しかし、ここ20年ほどは、グローバル化と自由市場の暴威が

  • asahi.com(朝日新聞社):変貌する民主主義 [著]森政稔 - 書評 - BOOK

    変貌する民主主義 [著]森政稔[掲載]2008年7月13日[評者]苅部直(東京大学教授・日政治思想史)■否定的な現実のなかに活性化をさぐる 「民主主義」とは、ふしぎな言葉である。同じデモクラシーの訳語としては「民主政」もあるが、日では多くの場合、自由主義や保守主義といった「○○イズム」と同様に、民主「主義」と呼ばれてきた。 しかし、このによれば、統治形態の一分類にとどまらず、人間の生き方をも指定する理念として、デモクラシーを掲げるのが、フランス革命以後の西洋の思想動向であった。20世紀に入ると、この高貴な理念としての「民主主義」が、多くの先進国によって国家原理に採用され、共産主義諸国の体制崩壊とともに、その正当性はゆるぎないものになった。 だが、民主主義をめぐる思想の現状はどうか。陳腐な政治慣行となったそれへの不満が広まるだけでなく、民主主義を支持する側も、さまざまに対立する諸潮流を

  • カツオ「姉さん……それはタラちゃんじゃないよ」:ハムスター速報 2ろぐ

    怖いのダメな人はスルー推奨 1 :源泉徴収票 ◆IM.RhdmmmE:2009/05/23(土) 00:52:44.16 ID:DSAeDx70O タラちゃんが交通事故で亡くなり、一年が経っていた。 今だに姉さんはショックから立ち直れないでいる。 だけど傍から見れば以前となんら変わりのない元気な姉に見えるだろう。 それは、姉さんの中では全てが以前のままだからだ。 サザエ「なに言ってるのよカツオ、タラちゃんならここにいるじゃない」 ボロボロになった縫いぐるみを抱いた姉は、それを我が子だと信じているのだった。 6 :源泉徴収票 ◆IM.RhdmmmE:2009/05/23(土) 00:55:17.51 ID:DSAeDx70O カツオ「何言ってるんだよ姉さん、しっかりしてよ……」 サザエ「私はしっかりしてるじゃない、あんたこそ顔色悪いわよ、ねえタラちゃん」 姉さんは同意を求めるように腕の中の