タグ

ブックマーク / www.miyadai.com (11)

  • MIYADAI.com

    【宮台】『動物化するポストモダン』、面白く読ませてもらいました。読者の方々には内容を説明しておいた方が分かりやすいでしょう。まず僕なりに粗筋をまとめます。 全三章ですが事実上は四部構成ですね。第一章が第一部に相当します。コジェーブはポストモダンにおいて優位となる「形式の戯れ」の嚆矢を江戸に見出したましたが、そのポストモダンな江戸(笑)の直系の子孫みたいにオタクを論じる傾向を、東さんは批判します。オタク文化の江戸起源論は誤りで、アメリカの影という断絶を挾んで理解するべきだと。リミテッド・アニメを典型例として挙げていますが、当はアメリカのようにしたかったのにアメリカのように出来なかったという劣等感を、いわば反転させて、特殊日的なものだからスゴイんだと胸を張る。アメリカの影を忘れたいのは分かるけど、歴史を捏造しちゃいかんぞよと(笑)。僕も、その卑屈さにこそ戦後の日性を見出すべきだと思う。

    keepfine
    keepfine 2015/06/02
  • MIYADAI.com

    宮台真司がこのサイトのために書き下ろし(語りおろし)た特別記事や、 過去に地方紙に連載した原稿など、ここでしか読めないテキストです。 すべての権利は宮台真司に帰属します。無断転載は禁止します。

    keepfine
    keepfine 2015/06/02
  • 映画評:クリント・イーストウッド監督『チェンジリング』 - MIYADAI.com Blog

    ───────────────────────────────────────── イーストウッド作品『チェンジリング』は、「遅れ」が〈システム〉を凍りつかせると同時に、人生をも凍りつかせてしまうという事実を描く、目を背けたくなるような傑作である。 ───────────────────────────────────────── ■3月下旬から4月上旬にかけての連日の米国講演旅行(アジア学会シカゴ年次大会、テキサス大学、ミシガン大学)の強行軍を終えて帰国した夜中、時差ボケでどうせ眠れないだろうと考えて、クリント・イーストウッド監督の『チェンジリング』を六木に観にでかけた。 ■不思議なことに観客の9割が非日人だった。この映画の日における評判がイマイチであることは知っていた。六木の場所柄もあるだろう。でも私はいつもこのシネコンで映画を観ている。上映を待つ間、「あれ、自分はまだアメリカ

    keepfine
    keepfine 2012/10/10
    『チェンジリング』は、「遅れ」が〈システム〉を凍りつかせると同時に、人生をも凍りつかせてしまうという事実を描く、目を背けたくなるような傑作である。人がそれを観たくないと思うのは当然なのだ。
  • 学生諸君が考えるべきこと~宮台真司インタビュー[前編] - MIYADAI.com Blog

    <<9・11テロ、イラク戦争を経て、世界は、そして日はどのように変わっていこうとしているのか。私たちはそこにどうコミットしていくべきなのか。政治家も言論界も不透明な答えしか出せていない。そんな日社会に対して鋭い発言を続けていらっしゃるのが、都立大学人文学部助教授の宮台真司先生だ。今回のインタビューでは、憲法、アジア主義、世界情勢などについて幅広く語っていただいた。今月号では、憲法問題についてのお話を掲載する>> 憲法に対する基的常識の欠如 ■憲法改正の問題にしても教育法の改正にしても、僕は基的に関心がないのです。というのは、改正されようがされまいが大差ないと思うからです。憲法や愛国心ついての基的な理解を欠いているからです。 ■九条があっても、日の米軍基地から戦闘地域に向かう艦船への燃料補給に見られるように集団的自衛権を現に平気で行使してきているし、教育法に愛国心を書き入

    keepfine
    keepfine 2012/10/04
    先輩がインタビューしたの
  • 「どう生きるのか」という 本当の問いに向き合うとき - MIYADAI.com Blog

    まもなくマル激・原発篇が上梓されます。 河野太郎氏・片田敏孝氏・立石雅昭氏の登場回の加筆修正です。 例によって後書きをご紹介します。 ぜひ書を購入して各氏の濃密な議論をご覧ください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「どう生きるのか」という 当の問いに向き合うとき 宮台真司 ■キーワードは依存 僕は仙台に生まれた。父親が転勤族だったので子どものころしかいなかった。だが今でも憶えている土地はたくさんある。知り合いも多い。だから今回の地震の震源地が三陸沖だと知って他人事ではいられなかった。家族、友人、知人、いろんな人と連絡を取り合った。 弟が福島第一原発から35キロ離れた福島県いわき市に住んでいた。震災後なかなか連絡が取れずに気を揉んだ。ツイッターで原発事故情報を流しはじめたのも弟が見て連絡をくれるかもしれないと思ったことが理由のひとつだ。5日後にやっと連絡が取れた弟は幸い無事だった。 震災と原

  • 1つ下の業績リストについて - MIYADAI.com Blog

    一部の方からご指摘いただきましたが、座談会データは省いてあります。 データが不完全なので、掲載しなかったのですが、あえて掲載することにします。 忙しい中で整理したものなので不完全です。 抜けている部分について、お知らせいただければ幸いです。 ★対談・鼎談[主要なもののみ] ・(斎藤学、あわやのぶこ)「子どもたちは自らを語る言葉を失った」(『季刊 子ども学』1994年春号) ・(山崎浩一、秋元康)「’93世相座談会 逆襲された「メディアの神話」」(『中央公論』1994年1月号) ・(田原総一朗)「郊外のもつ無機的な均質感が、ブルセラや連続幼女殺人事件を生み出した」(『VIEWS』1994年3月23日号) ・(高橋敏夫、島田雅彦)「廃墟の遊び」(『早稲田文学』1994年5月号) ・(香山リカ)「オウム真理教と若者(上下)--ゆがんだ鏡対談編」(『朝日新聞』夕刊1995年6月8日号〜9日号) ・

  • 編集者の河村信さんから補足データをいただきました。ありがとうございます! - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 編集者の河村信さんから補足データをいただきました。ありがとうございます! « 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版公開記念 深夜の緊急対談」の音声データがダウンロードできます | 9月19日の杉並区立和田中学校校長藤原和博さんとのトークイベントを告知いたします。 » 「社会学の現在、宮台真司の現在」 (前編) 鈴木謙介 東浩紀 波状言論 03号 2004年02月15日配信 「社会学の現在、宮台真司の現在」 (後編) 鈴木謙介 東浩紀 波状言論 04号 2004年02月29日配信 座談会 社会学は進化しつづける / 宮台真司 ; 佐藤俊樹 ; 北田 暁大 鈴木謙介 論座. (通号 128) [2006.1] M2番外編 小泉外交の功罪とニッポンの未来像  宮台真司×田中均 月刊「サイゾー」2006年3月号 M2番外編 フランス流の多様性は

  • ゼミ生向けの講義を、ゼミ生がテープ起こししてくれました:特別講義「裁判員制度の是非」 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > ゼミ生向けの講義を、ゼミ生がテープ起こししてくれました « [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました | (上にアップロードしたものの続き[容量限界ゆえ]) » 一ヶ月ほど前にゼミ生の希望でやった特別講義です。 大学での僕のゼミの難易度がよく分かるだろうと思います。 ただ、僕のゼミの標準からいうと、やや平易だろうと思います。 というのは、ゼミ生とは違うお客さんが何人かいたからです。 ──────────────────────── 宮台真司 特別講義「裁判員制度の是非」 ──────────────────────── 【原則と運用の板挟み】 ■裁判員制度を考えると二つの問題に突き当たります。第一に、近代法の原則を知らないので、制度を評価する際の物差しがメチャクチャになるという問題。もう一つは、裁判

    keepfine
    keepfine 2009/06/08
    聴講した
  • MIYADAI.com

    2002年6月16日 (前回の書き込みは6月4日です) ──────────────────────── 昨今の政治情勢を踏まえて考えておくべきこと(第三部) ──────────────────────── ◆師匠・廣松渉の思想 ステイトの機能不全を乗り越えるのに、ステイトよりも大きな単位を構想するのか、小さな単位を構想するのか。そういう二つの選択肢があると言いました。前者は、日の年長世代には馴染み深い、亜細亜主義の伝統に遡ることができます。少なくとも130年ほどの歴史があります。後者は、19世紀後半以来のプルードン(フランス)、バクーニン(ロシア)、シュティルナー(ドイツ)らの無政府主義の伝統に遡れます。日にも大杉栄がいます。僕自身はどちらの立場に近いかと言えば前者です。先に述べたように、後者の困難が原理的で克服不可能であるのに対し、前者の困難は相対的で、ヨーロッパで可能であること

  • MIYADAI.com ―ミヤダイドットコム―

    Redirect サイトのWordpress化に伴い、URLが変更になっています。1秒後にジャンプします。 ジャンプしない場合は、以下のURLをクリックしてください。 移転先のページ

  • 2005年邦画ベスト10               宮台真司 - MIYADAI.com Blog

    (1)『紀子の卓』園子温監督(試写) 戦後邦画ベスト5に入る。家出した娘たちがレンタル家族で働くのを知った父親が、彼女たちを指名して過去の団欒を再現するが、父親の天国こそ娘たちの地獄だった──。「人は記憶を加工せずには生きられず(寺山修司的)、それ故地獄に堕ちるが、それもまた良し」という園子温監督のディオニソス的(ギリシア悲劇的)モチーフが炸裂する。 (2)『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』青山真治監督(試写) ノイジーな社会。でもカオスが足りない。ノイズ(〈社会〉の概念)はカオス(〈世界〉の概念)じゃない。だから人は生きながら死ぬしかない。だが「ある音楽」がカオスへの扉となり、人々は仮死を脱した。そう。これは監督が表現に託した輝かしき希望だ。或いは「そうした表現に向かうぞ!」との個人的宣言か。 (3)『ある朝、スウプは』高橋泉監督 彼はピュアさゆえに女に愛された。だがピュアさゆえに彼は人

  • 1