静岡県の川勝平太知事は2日夕方、県庁で記者団の取材に「6月の議会をもってこの職を辞そうと思う」と述べ、知事職を辞職すると表明した。記者団との主な一問一答は以下の通り。 ◇ ――きのうの訓示で、職業差別ともとれる発言をしたが、発言の真意を 「職業差別は皆無です。ありません。職業への貴賤はないというのが基本的な考え方ですね。きのうの新規県庁職員として入庁された方々への歓迎の言葉が、励ましの言葉が、こんなことになったというか、何か問題発言があったかのごとき状況になって、本当に驚いています」 ――発言を批判をする声もあるが、受け止めは 「それぞれ、仕事が違いますね。どれも大切なもので。しかも、それぞれの能力に応じて、一生懸命みんな仕事をされているわけです。さまざまな事情で、さまざまな職に就かれていると。全部必要なものですね。そこに貴賤、こちらは貴い、こちらはいやしいとか、まったくないというのが私の