今回は米国時間の10月8日に発表会が開催されたZen 3ことRyzen 5000シリーズの話である。すでにハッチパイセンの速報が上がっているのでお読みの方も多いだろう。 発表会のビデオそのものはこちらから見直すことができるが、これに先立ってもう少し細かな情報も得られたので、これをベースにRyzen 5000シリーズを解説していこう。 Zen 3マイクロアーキテクチャー まずはZen 3の中身についてだが、最初にお断りしておくと、AMDは現時点でZen 3で利用されるプロセスの詳細を明らかにしておらず、“7nmプロセス”とだけ説明している。連載553回で説明したように、AMDのいう7nmプロセスにはN7/N7P/N7+/N6がある。 筆者はZen 3世代はN7+プロセスに移行したと見ているが(理由は後述)、確証はない。ちなみTSMCは、N7→N7+ではトランジスタ密度が1.2倍になり、同一周
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