『プラネテス』のポリティカ その2 - 猿虎日記(さるとらにっき) プラネテスについて考察した記事。 いろいろな見方をする人がいるものだなぁと思いつつ、自分の見方もちょっと記しておこうかな、という気になったので、以下に自分なりのプラネテス論を書き綴ってみる。 宇宙防衛戦線の位置づけとプラネテスの世界の背景 物語中に登場するテロ組織「宇宙防衛戦線」の存在は、核融合を実現し宇宙資源の利用が進んだ未来の世界でも、人類の苦しみ(貧困やテロや戦争)は現在と何も変わってない事を暗に示している。そういう意味で、物語の重要な背景になっている。単に悪役のステレオタイプとして登場しているのとは違うように思う。 プラネテスという物語の背景として、核融合技術の実用化がある。プラネテスの世界では核融合による発電や核融合エンジンが実用化されて、利用されている。そしてその燃料としての重水素やヘリウム3、またその他レアメ
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