て 今月、2018年1月には満月が2回巡ってきます。 ブルームーンと呼ぶそうです。 1月の満月で一番に頭に浮かんだのは、23年前のあの夜の満月でした。 街灯りが消えた神戸を満月が見下ろしていました。 暗闇に浮かぶ満月は怪しいほど明るく見えました。 あ、写真はイメージです(^^; あの夜、わたしは壁が崩れただけで済み、倒壊を免れた自宅で、一人、懐中電灯と蝋燭の灯りを頼りに夕飯の支度をして、食べました。 外からは時折ヘリコプターの爆音が聞こえていました。 目覚まし時計に内蔵されたラジオが伝えるニュースだけが情報源でした。 時計は担任した生徒たちが贈ってくれたものでした。 ラジオは今ではもう電波を拾わなくなりましたが、今も毎朝わたしはその時計で目を覚まします。 壊れたラジオの雑音がわたしを起こしてくれます。 あの朝も鳴りませんでした。あの朝わたしの目を覚ましたのは大地の揺れでしたから。 そしてあ