ブックマーク / yukikaze.hateblo.jp (6)

  • 麻布中で出題『氷柱の声』(くどう れいん) - 中学受験と児童書と

    「僕は何度だって言えますよ。どれだけ陳腐だって言いますよ。『人は何かを失わないと気が付けない』『家族がいるってそれだけで幸せだ』『一日一日に感謝して生きろ』って。」(文より) 麻布と海城でほとんど同じ個所が出題され、 中学受験界隈で話題になっている作品だな。 震災モノに分類されると思うが、お涙頂戴 みたいなタイプとはまったく違うんだわ~。 最難関中を目指すような子なら読めるかな。 綺麗ごとを抜きにした被災者の声に注目だ。 bookmeter.com 『氷柱の声』(くどう れいん/講談社)

    麻布中で出題『氷柱の声』(くどう れいん) - 中学受験と児童書と
  • 元・頻出作家、久々のスマッシュを放つ『青く塗りつぶせ』(阿部 夏丸) - 中学受験と児童書と

    入試で出そうなを アマゾンで検索すると コレもと表示されるだ。 都会の学校で傷ついた少年が、 開放感溢れる島で奇跡のような 体験をするっていうストーリーだ。 注目したいシーンの要約はこんな感じ。 社会の自習時間に将来のことを話し合う5人。話題はいつしか、そこにいるべきもう1人の級友に及びます。それは、両親を亡くし、借金を抱えた祖父を助けようと漁にいそしむ少年のことでした。このままでは不登校の彼は土の施設に入れられてしまうといいます。力になりたいと団結した彼らは、大人たちも驚くようなアイデア勝負に打って出ることにします。 (以上、注目のシーンを要約) 家のために学校へ行かず働くことの 是非を主人公が母と語らう場面も 要注目っぽい感じではあるぞ。 小5レベルで対応可能な 読書しない男子にも お薦めの一冊だ。 『青く塗りつぶせ』(阿部 夏丸/ポプラ社) bookmeter.com chug

    元・頻出作家、久々のスマッシュを放つ『青く塗りつぶせ』(阿部 夏丸) - 中学受験と児童書と
  • いまを精一杯生きるということ『時のむこうに』(山口 理) - 中学受験と児童書と

    小3の娘に薦められたが 読解力では小5相当以上の 実力がないと読めないかもな。 今を生きることがどれだけ幸せか 実感させるのに『火垂るの墓』とか 『この世界の片隅に』がいいかな~? とか思っていたが、このもなかなかだ。 現代っ子達が大変な時代の暮らしを体験する という物語を主人公目線で語るとこんな感じだ。 オレ、歴史大好きな小学5年生。妹と一緒にあやしい光に包まれて、気づいたらなんと憧れてた昔の東京にいたんだ。そこは昭和19年の下町。いそがし過ぎる今とちがっていい時代のはず。けど、ばあちゃんが子どもの頃の暮らしは、思ってたのとだいぶちがったんだよな・・・ (以上、物語のさわりを主人公目線で要約) 兄妹のたくましい成長を姿を描いた作品だ。 戦禍だけじゃなく、終戦後の糧事情の 厳しさもちゃんと描かれてんだよな。 今の日で暮らせていることが どれだけありがたいかって 思い知らされる内容だ。

    いまを精一杯生きるということ『時のむこうに』(山口 理) - 中学受験と児童書と
    keikoto1
    keikoto1 2021/11/02
    子供に読ませたいですね
  • 229ページの広告?・・と思いきや『中学受験SAPIXの授業』(杉山 由美子) - 中学受験と児童書と

    サピックスに通う生徒から「何で勉強するの?」と聞かれたことはありませんね。「努力=苦労」と思っている保護者もいません。(文より講師の声を引用) 途中までの印象は“広告みたいな”だ。 サピックス→開成→東大というコースが 最も確実なエリートへの道と主張してるぜ。 基的にサピに都合の悪いことは書いてない。 ただ、上位クラスの授業の様子を伝える部分は 実況中継さながらで、ものすごく参考になったわ。 特にアルファの算国は教室の一体感が素晴らしいな。 双方向授業 が機能するようなクラスに入れれば、 子どもの学力の伸びに期待が持てるのかもな? 下位クラスがどうなのか判らないってのは このの残念な部分だと言えるだろうな。 俺としては終盤になってようやく出る 心から主張したいことに惹かれたぜ。 やっと音が聞けたって感じてよ。 213ページ以降に要注目だな。 『中学受験SAPIXの授業』(杉山 由

    229ページの広告?・・と思いきや『中学受験SAPIXの授業』(杉山 由美子) - 中学受験と児童書と
    keikoto1
    keikoto1 2021/07/10
    SAPIXの資料を最近取り寄せたので、うなずいてしまいました。受検期の授業~中学の授業でも、やはり講義形式が主なので、双方向授業には憧れますね。
  • 頭角を現せ、受験生!『金の角持つ子どもたち』(藤岡 陽子) - 中学受験と児童書と

    いま受験生の親たちに話題の中受小説だ。 この藤岡陽子って作家は、品川女子学院 とか 横浜雙葉 の入試なんかでも出題実績があるから この新作も読んでおく価値はあるんじゃねーかな。 サッカー一筋だった少年が受験勉強に打ち込みだして、 いい意味で周囲を巻き込みながら成長してくって話だぜ。 全体では三章構成だが、各章のまとめは以下のような感じだ。 【第一章】もう一度、ヨーイドン もうすぐ6年生になる子を持つ母が主人公。家庭の事情で思うように生きられなかった過去を持つ彼女が、苦しい家計を助け、第三者の力も借りながら、難関中学に挑戦したいという息子の夢を応援するために奔走します。 【第二章】自分史上最高の夏 受験生の少年が主人公。人よりも努力してメキメキと頭角をあらわしていく彼が、都内トップの中学を目指すことを決意した当の理由を明かします。 【第三章】金の角持つ子どもたち 少年が通う塾の熱血講師が主

    頭角を現せ、受験生!『金の角持つ子どもたち』(藤岡 陽子) - 中学受験と児童書と
  • きめつけの刃、心をえぐる『もうひとつの曲がり角』(岩瀬 成子) - 中学受験と児童書と

    『もうひとつの曲がり角』(岩瀬 成子/講談社) 坪田譲治文学賞を受賞したばっかしの作品だ。 この賞を取った作品では『Masato』(岩城 けい)、 『ペンギンは空を見上げる』(八重野 統摩)などが 中学入試での出題実績があるんで、要チェックかもな。 なにしろ作者の岩瀬成子も割と出題される作家だからよ。 このはおとなしい小5の女の子が引越し先の町で 不思議な体験をして大胆さを身につける物語だ。 主人公が不思議な世界に入り込んでいき 別人のように強くなるってところが 子供が夢中になるポイントだな。 親として気をつけたいと感じたのは 物語の筋からは少しはずれるんだが、 決めつけが言葉の凶器になるこんな箇所。 ママがきっぱり言い切った言葉が、わたしのどこかを切りつけているように感じた。(文より) bookmeter.com

    きめつけの刃、心をえぐる『もうひとつの曲がり角』(岩瀬 成子) - 中学受験と児童書と
    keikoto1
    keikoto1 2021/04/23
    『決めつけが言葉の凶器になる』その通りだと思います。本当に親としても気を付けないとですね。読んでみますね。
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