アメリカでは、小さなキャンピングカー暮らしを始める40~50代が増えている。好きな場所を旅しながら、在宅や短期で仕事をする自由きままなライフスタイルが人気だ。豪華な家や社会的地位を捨ててクオリティ・オブ・ライフを選んだ人々を、米紙「ワシントン・ポスト」が取材した。 豪邸を捨て、好きなときに働く アメリカンドリームの象徴だった「木とレンガの豪邸」を捨て、所有物を最小限に減らし、キャンピングカーで旅をしながら好きなときに働く──アメリカではそんな暮らしを選ぶ40~50代の夫婦が増えている。そのライフスタイルから、彼らは「ワーキャンパー(Workampers)」などと呼ばれている。 キャンピングカー暮らしといえば、これまでは経済的に他の選択肢がない人々や退職後の高齢者がやることというイメージがあった。 だが、レジャー用自動車協会(RVIA)の調べでは、いま100万人のアメリカ人がキャンピングカー