新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、世界のいたるところでサイバー攻撃の被害も広がっている。 2020年12月7日には、スマホ決済サービスPayPayの加盟店を管理するシステムが不正アクセスを受けたと発表した。同社の公表資料によれば、最大で約2007万件の加盟店に関する情報が不正にアクセスされた可能性がある。 2000万件という数字に反応してしまうが、アメリカではさらに深刻な事案が起きた。 サイバーセキュリティ企業ファイア・アイ(FireEye)が翌12月8日、顧客企業の情報セキュリティのぜい弱性を評価するソフトが盗まれたと発表した。 同社は、大企業や政府機関を顧客として、サイバー攻撃への対策を提供している。9日付のBBCによれば、サイバーセキュリティ分野で最も急成長している企業の1社と言われている。 ファイア・アイは、名指しこそ避けたものの、攻撃者について「高度に洗練され、国家の支援を受