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2022年8月1日のブックマーク (3件)

  • NFTがゴミである理由

    NFTは著作権、翻案権をめぐる致命的な脆弱性をいくつも持っている。その大半は何の権利も所有者に与えない詐欺まがいの代物だ。そして複製可能でもある。NFTを扱うということは詐欺師と法律家を儲けさせるということだ。 俳優でテレビ・プロデューサーのセス・グリーンが、自身が所有する膨大なNFTコレクションに関連するキャラクターを用いて新アニメシリーズを企画していたが、5月、フィッシング詐欺に遭って4枚のNFTを奪われ、新アニメの制作がストップした。 グリーンは2021年7月に有名アート「BAYC」のNFTを購入し、この数ヶ月間、そのNFTにまつわる「権利」を基に自らが企画する番組の主役にするための知的財産(IP)を開発・活用してきた。 この「盗難」は、様々なNFTの法的な問題を露見させる絶好のケース・スタディとなっている。著作権や所有権、その珍しいライセンス体系をめぐる議論を呼び起こしたのだ。 ス

    NFTがゴミである理由
  • 東浩紀『テーマパーク化する地球』を読む|江渡浩一郎

    六月の刊行以降、多くの反響を集める東浩紀『テーマパーク化する地球』。書に収められた四七のテクストは、震災以降の東が辿った思索と実践の軌跡を示しており、読み手に応じた多様な解釈の可能性が開けている。そこで今号では、近現代史研究者の辻田真佐憲氏と、メディアアーティストの江渡浩一郎氏のおふたりに、それぞれの『テーマパーク化する地球』評の寄稿を依頼した。まったく違ったバックボーンと関心を持つ二人は、書をどう読んだのか。新たな読解の可能性のヒントに満ちた二つの評をお楽しみいただきたい。(編集部)※辻田真佐憲さんによる書評「自由な議論とはこうやるのだ」はこちらから。 「組織運営と『書く』こと」江渡浩一郎 『テーマパーク化する地球』の感想を書いてみようと思う。 あちこちに公開した文章をまとめたである。そのため、一冊のの感想として書くのはやや難しい。を貫く一つのテーマというものがあるにせよ、もと

    東浩紀『テーマパーク化する地球』を読む|江渡浩一郎
  • コンピューティングにおける放棄すべきフレーズ

    SICPersより。 SICPersニュースレターの次号は、あることを意味するためにコンピューティングに導入されたのに、実際には別の意味に使われているようなフレーズに関するものです。これは、純粋主義者、衒学者、歴史家を悩ませます。また、考え方がどのように議論され、使用されたかを調べるために文献に没頭し、その議論と使用法が全く異なるものであったことに気付くようなソフトウェア・エンジニアも悩ませます。 では、コンピューティングにおける技術用語をすべて放棄すべきでしょうか? そうかも知れません。ここに常識にとらわれないガイドがあります。 オブジェクト指向プログラミング 幸いなことに、業界ではもうこの言葉を使うことがなくなったため、意味が変わったことを無視できます。今でもこの言葉を気にしている一部の人たちは正しく使うことができますし、それ以外の人たちはこの言葉を使わなければいいのです。ただ、歴史