西に南アルプス、北に八ケ岳、南に富士山を望むこの場所は、そのむかし清春と呼ばれていました。地図にはもう記されていないその土地の名をアーティストの創作と交流の場として蘇らせたのが清春芸術村です。 ギュスターブ・エッフェルや谷口吉生、安藤忠雄、藤森照信といった名だたる建築家による建築のほか、春は樹齢100年にもおよぶ老樹の桜群、初夏は藤、夏は新緑、秋は紅葉、冬は白く染まった名峰と、清春芸術村のみどころは所蔵作品だけではありません。清春のうつろう自然のなかに佇むアートとのふれあいは鑑賞としてだけでなく、きっと特別な体験となって、こころに記されるでしょう。