フィンテックが迎えつつある新たなフェーズ フィンテックはいま、生活に溶け込むフェーズだと思います。一定の閾値超えると、もう元に戻ることはありません。そこで、今後は仕組みやインフラの再構築が重要になります。 金融庁の制度はグローバルを参考にしているので、今の延長線上である「未来からの逆算」で作られています。公正取引委員会の指摘を受けて見直しがされている「全銀システム」など「どうしても止めてはいけないシステム」もあるべき姿から逆算して、ロードマップを引くことが必要でこうした取り組みからは目が離せないでしょう。 一方、分散型金融など、現在のシステムやフィンテックの延長線上には「ない」ものにも注目しています。分散技術はある種のゲームチェンジャーで、イノベーションそのものです。馬を増やしても列車にはならないのと同じです。注目すべきインダストリーとして、外せない領域です。 ただ、分散型金融も結局は「手