当連載の中で2回にわたって、ケイ・オプティコムが提供するauのLTE網を利用可能なMVNOサービス「mineo」をレビューしてきた。都心部では、言ってみればどの通信キャリアでも電波は入る。差が出るのは、郊外や山間部など電波が途切れる境界域であろう。auの、LTE網しか使えないということであまり期待していなかったmineoが思いのほか山間部でも使えたほか、地方では絶大なる信頼性を誇るNTTドコモとは山間部のエリア配置にずいぶんと違いを見出すことができ、各通信キャリアの戦略や使命感に違いが見られたのが面白かったので、今回は青森・八甲田連峰周辺の電測の旅を記すことにした。 ■まずは青森・八甲田周辺の電波状況をチェック 携帯電話黎明期から、各キャリアの通信エリアの拡がりを携帯電話端末で実際に体感しながら、モバイルサービスの発展と共に歩んできた筆者にとって、第4世代となるLTEネットワークの発展が当