MVNOが提供しているSIMカードを装着したスマートフォンを利用すると、データ通信が利用できているのにアンテナピクトが出ず「圏外」と表示されたり、待受状態で端末のバッテリー消費が早くなったりすることがある。この問題は、Androidの「セルスタンバイ」というプログラムの電力消費が多くなっていることと関連するので、「セルスタンバイ問題」と呼ばれることがある。 これらの問題はすべての端末で起こるわけでないが、原因はどこにあるのだろうか。IIJが11月27日に開催した「IIJ Technical WEEK 2014」にて、ネットワークサービス部 モバイルサービス課 担当課長の佐々木太志氏が、一般ユーザー向けに実施してきたイベント「IIJmio meeting」で扱ってきたテーマをあらためて紹介するとともに、上記問題についての現状を話した。 日本の携帯電話は現在、音声通話は回線交換(CS:Circ
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