ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (3)

  • 知覚を生み出す脳の戦略『音のイリュージョン』

    人が世界をどのように知覚しているかについて、仮説を持っている。 それは、「人は世界を"パターン"で捉えている」だ。見ている像、聞こえている音がそのまま脳で処理されているわけではない。有限の神経系、感覚器官で対応するため、世界は人相応にパターン化される。珍しい仮説ではないが、このパターン化は自分自身に最適化されているところがミソ。世界は知覚する段階で既に再解釈され、歪み、わたし向けにカスタマイズされているのだ。 たとえば、ある部分を見る/聞く/理解するetc…とき、知覚外の部分や隠れている箇所を、あたかも連続しているかのように補完しようとする。自然界では、対象を完全に捉えることはまれだろう。一部が遮られたりノイズが入るのが普通だ。人は、記憶や経験によって、その隠れた部分を補い、連続したものとして扱おうとする。そして、先天的なパターン回路を、文化的にカスタマイズされたパターンを獲得するのが、発

    知覚を生み出す脳の戦略『音のイリュージョン』
    keittaey
    keittaey 2014/07/21
    知覚を生み出す脳の戦略『音のイリュージョン』:わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる - Pressoからシェア
  • 脳はどのようにことばを生みだすか『言語の脳科学』

    [大学教師が新入生に薦める100冊]でエントリさせた一冊(このリストは、わたしのリストでもある)。 「言語がサイエンスの対象であることを明らかにする」と主張し、文系の範疇とされてきた言語学に、脳科学からアプローチする。人類共通の、一般的な文法そのものを明らかにするのが言語学だとすれば、なぜ脳が文法を決めることができるのかが、脳科学の役割だという。文理の垣根を取り払い、両側から攻めよという趣旨は明快で、再現性や反証性を重視する姿勢に共感が持てる。何よりも、言語の問題の核心は、「脳が言語を創る」という説がスリリングだ。著者は、言語の初期状態である普遍文法は、脳には生得的に備わっているというチョムスキーの生成文法説を支持し、fMRIによる研究や失語症・手話の国際比較も交えた分析を展開する。 一方で、チョムスキー礼賛が鼻につく。生成文法はたいへん興味深く、これからの進められてゆく研究の焦点だろう。

    脳はどのようにことばを生みだすか『言語の脳科学』
    keittaey
    keittaey 2014/06/26
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  • 大学教師が新入生に薦める100冊

    ドカ読み上等!若さに任せて読みふけろ、読むべきを読み干すべし。 このリストは、以下の4500冊超の中から、読むべき100冊を選んだもの。だから、「大学新入生に薦める」というより、若かったわたしに読ませたいリストであり、もう若くないわたしが読むべきリストなのだ。しょうもない新刊ばかり追いかけて踊らされているわたしの目を覚まし、叱咤激励するリストなのだ。 書籍『東大教師が新入生にすすめる』文藝春秋編 書籍『東大教師が新入生にすすめる<2>』文藝春秋編 書籍『教養のためのブックガイド』小林康夫ほか 書籍『大学新入生に薦める101冊の』広島大学101冊のプロジェクト編 書籍『大学新入生に薦める101冊の 新版』広島大学101冊の委員会編 書籍『必読書150』柄谷行人ほか サイト[東京大学 学科別 分類による推薦図書] サイト[は脳を育てる 北大教員による新入生への推薦図書] TV番

    大学教師が新入生に薦める100冊
    keittaey
    keittaey 2014/06/18
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