果たして本当に あのひとが来るのだろうか 確信はあったけど 確実とは言えない状態で 海のそばのライブハウスへと出向いたわたし ↓ 風に乗ってエゴプラが香ったとき あのひとがいると思ったけれど 集まってきた人たちの多くが エゴプラをつけていた かくいう自分も エゴプラに包まれていたわ 笑 でもね 香水ってつけるひとによって その香りは変わる って香りの話はもう少し後にしようかな ◇◆◇◆◇ ライブハウスに入る前に バンドメンバーの目撃情報を耳にした 良かった 間違ってなかった これから目にするものは 何が何でも この目にしかと焼き付ける 少し冷んやりとした会場は 異様な雰囲気に包まれている 対バンのバンドは地元学生 集まっているお客の殆どが自分たち目当てではない事など百も承知だったろう ただただ気圧されていた こちらにも緊張が伝わる… なんて思ったのも束の間 気付いたら二つのバンド演奏は終了