今日はいつものように実験をしようかと思っていたのだけれど、頭痛がひどく、体調が優れないので、自宅療養することにし、午後になって症状が多少落ち着いたので、のんびりと映画を見ることにし、それで「東京物語」を見ることにした。 最初に見て思ったのは、もしこの映画を若い頃に見ていたら、途中で投げ出してしまっていたんじゃないかということだ。人物を正面から描く、カメラが動くわけでもなく、登場人物は皆淡々としゃべる。一見、退屈だ。登場人物同士が喧嘩するわけでもなく、特別なことが起こるわけでもない。老夫婦が東京にいる子どもたちを訪ねるという、どこにでもありそうな日常が描かれていくだけだ。10代、20代ではこの映画が伝えようとするものを理解するのは難しいかもしれないと思った。 この映画の良さがわかるのは、社会の荒波をそれなりに経験し、親が年老いてきた年代になってからなのかもしれない。例えば、映画の最終場面近く
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く