開発にあたっては、主に3つの方法があります。最も基本的なのは、ライブラリの既存フォントの中から選ぶ方法です。モノタイプが持っている3万種類ほどの欧文書体の中からイメージに合ったものを選び、そのまま使用します。しかし、選んだ書体が他でも使用されている可能性があるため、これでは唯一無二のコーポレートフォントとは言えません。反対に、ブランドのオリジナリティを出すために、ピラミッドの一番上、ゼロからスケッチを起こして新規作成する方法もあります。このやり方だと、他のどこにもない理想的なアイデンティティを持った書体ができますが、時間と費用がかかるというデメリットがあります。そこで考えられるのが、ピラミッドの中間で示したカスタマイズや改変(modified)になります。既存フォントから選んだ書体をベースに改変していくので、オリジナリティは担保しながらも時間をかけずにコーポレートフォントを作り上げることが
![小林 章トークイベント “Moji Design Conversation”──ブランドの声をつくる Vol.1 | 日本デザインセンター](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c6fcd86d8e75c74509a4adc9d9d9b60e2e7431a3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.ndc.co.jp%2Fassets%2Fuploads%2F2017%2F10%2Fkobayashi_report_pc.jpg)