「公認不倫」の取り決めをした夫婦について描くマンガ『1122』(講談社)が累計30万部を突破し(※紙&電子書籍/2018年11月時点)、大きな話題を呼んでいます。「いい夫婦とは?」を問いかける本作の主人公は、結婚7年目の一子(いちこ)と二也(おとや)。仲良しだけど、セックスレスというふたりが選んだ「公認不倫」は、もともとは結婚関係を継続するための前向きな提案でしたが、ストーリーが進むにつれ、他の家庭も巻き込んださまざまな問題に発展します。 作者でマンガ家の渡辺ペコさんに、作品に込めた想いやご自身の結婚生活、多様性が生まれつつある「結婚」についての考えなどを伺いました。 「誰と、どうやって生きていくのか」を描きたい 渡辺さんの作品は『1122』のほかにも、『にこたま』(講談社)の同棲カップルなど、「付き合いが長くなった男女間の感情のズレ」を軸にした物語が多い印象を受けます。 渡辺ペコさん(以