ダイヤモンド・オンラインの「山崎元のマルチスコープ」に「ギリシャ問題に見る預金と借金の教訓」と題する記事を書きました。 ギリシャの状況は、まだまだ流動的ではありますが、ここまでの推移で注目出来る点を、特に日本人にとっての教訓の観点から幾つか取り上げました。 まず、ギリシャでは先週末に、銀行の預金引き出し制限が発表されましたが、取り付け騒ぎが起こって破綻した銀行のニュースはありませんでした。これは、多くの預金者が「逃げ遅れた」ことを意味します。 日本においても、破綻や経営統合といった銀行に関する大きな動きは、資金決済の動きが止まり預金も引き出せない週末に行われるのが通例です。 近い将来、お金を預けている金融機関に不安を感じたら、「銀行は週末が危ない」ことを思い出して、ぼんやりと「週末」を迎えずに必要な処置を取って欲しいと思います。 また、一連の報道を見ていて、「借金をしている側」であるはずの