日本航空グループや全日本空輸など国内航空十社が、国内線で障害者割引の対象を精神障害者にも拡大することが二十五日、分かった。国土交通省によると、国内航空会社の精神障害者への割引導入は初めて。最大半額になる路線もあり、仕事や生活手段などとして利便性向上につながりそうだ。 日航本体と離島便を持つ地域会社を含むグループ計六社のほか、AIRDO(札幌市)、ソラシドエア(宮崎市)、スターフライヤーも導入する。いずれも精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている人と、介護者一人を割引の対象とした。これまでは身体・知的障害者に対象を限っていた。日航グループは、十月四日予約受け付け分から適用する。そのほかは来年一月以降受け付ける予定。