大塚製薬は、統合失調症の治療薬「レキサルティ錠」(一般名ブレクスピプラゾール)の日本国内での製造販売承認を1月19日取得した。なお、同薬はオーストラリアを初めとするいくつかの国では既に販売が開始されているか、あるいは既に新薬としての承認を受けている。 【こちらも】頭部に微弱な電流を流し、統合失調症患者の生活技能を改善する研究 レキサルティは、大塚製薬が独自に開発した化合物である。ドパミンD2受容体およびセロトニン5HT1A受容体に強く結合、パーシャルアゴニストとして働く。またセロトニン5HT2A受容体にはアンタゴニストとして働く、Serotonin-Dopamine Activity Modulator(SDAM)と呼ばれる新しい作用機序を有するものである。 この薬は統合失調症の急性期において有効であるとされ、また臨床試験によって明らかになったところでは、長期投与においても効果が維持される