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2007年10月3日のブックマーク (4件)

  • とりあえず安定だよね - 内田樹の研究室

    福田新首相の所信表明があって、小泉・安倍二代の政権によってひっかきまわされたシステムの安定が回復されるという期待から、メディアはおおむねこれを好意的に受け止めている。 改革を持ち上げたり、安定に期待したり、お忙しいことである。 しかし、世の中というのは現にそういうものなのである。 小泉さんは「改革なくして成長なし」と言ったがこれは半分だけ真理という点では、「安定なくして成長なし」と言うのと変わらない。 社保庁の年金問題が起きたときに市場では何が起きたか。 ぱたりと車が売れなくなったのである。 車というのはだいたい割賦で購入するものである。 だから、将来的に安定した収入の当てがなければ大きな買い物はできない。 年金問題を安倍首相が当初は些事としてやりすごそうとしたのに、途中からあわてて信頼回復を言い出したのは別に社保庁の職員の怠業があまりに目に余ったからではない(どこだってお役人の勤務態度は

  • 都市空間のスピード・流動性に対して感じる不安 - シロクマの屑籠

    一般に、知的機能の障害は社会適応を大きく制限したり、日常生活の労務に支障を来たしたりすると考えられている。確かに、知的機能の障害があれば、高度な判断を瞬間的に繰り返さなければならない仕事などは難しいだろう。だが、知的機能の障害を持つならば必ず適応弱者というと、そういうわけでもない。自分のスペックを知り尽くしたうえで、知的機能を補い得る幾つかの素養と、適度で流動性の高くない人的環境に恵まれれば、さしたる支障も無く働くことは出来る。例えば、以下のSさんのような場合である。 【Sさんの場合*1】 XX村の27歳のSさん(主婦)は、障害者手帳B1クラス、中等度の知的機能障害ということになる。しかし彼女を見て知的障害だと即断出来る人はそれほど多くは無い。現在は子どもがいないので、近所の老人介護施設のヘルパーをやっている。施設では、よく働くということで利用者達からも評判が良い。唯一、計算を要する場面で

    都市空間のスピード・流動性に対して感じる不安 - シロクマの屑籠
  • ロームが「不揮発CPU」公開、電源オフでもデータ消失しない - @IT

    2007/10/02 ロームは10月2日、千葉県・幕張で開幕したIT総合展「CEATEC Japan」で、電源供給を止めてもデータが消失しない不揮発性のCPUを公開した。電源のオン/オフを頻繁に行うモバイルデバイス用の組み込みCPUに利用できるという。 強誘電体デバイスをCPUに組み込むことで不揮発化した。ロームはFRAM(Ferroelectric Ramdom Access Memory、FeRAMとも呼ばれる)の技術開発を行っていて、その強誘電体メモリの技術を応用したという。強誘電体デバイスに約300個の不揮発性記憶素子を組み込んでいる。 電源オフ時のデータ退避が不要なため、CPUの待機時に電源をオフできる。100ms以下の待機でもCPUをオフにでき、消費電力の削減にもつながるという。製品化の時期は未定。 CEATEC会場では不揮発性CPUを使ったゲームのデモンストレーションを実施。

  • 2007-10-03

    人間社会において個人の自由と社会の秩序は反比例*1するのだろうか、と考えてみると、そうじゃないだろうな、と私はなんとなく思う。下の図でいえば、青のカーブが自由と秩序が反比例の関係だ*2。社会の秩序がなくなればなくなるほど、人間が自由になるというモデル。クラッシックな無政府主義はこんなモデルを想定しているのかもしれない。でも実際の社会を考えてみると、無秩序な社会では人間はあまり自由ではない。適切な例ではないかもしれないが、米軍が侵略した結果秩序が低下したイラクを思えば、そこに住む市民は好かれ悪かれ秩序があった侵略前よりも移動の自由、思考の自由はそれを保障する最低限のシステムが劣化したために自由度は低下しているだろう。山賊夜盗の跋扈する世の中では普通の人間は家でじっと息をひそめる、というような状況である。 そんなわけで、自由と秩序の関係はおそらく上の赤のカーブがより現実に近い。秩序がなさすぎれ

    2007-10-03