「若者の政治離れ」が叫ばれるなか、「20代の投票率80%」を目指して活動しているのが学生団体「ivote」だ。2009年衆院選から1年弱で、若者の政治に対する意識はどう変わったのか。同団体代表の原田謙介さんに聞いた。 ――若者の側から、投票率向上を訴える団体は必ずしも多くありません。どのようにして始まったのですか。 原田 高校生のころは、政治のことはほとんど知りませんでした。浪人をしていた05年に「郵政解散」があったのですが、「衆院で否決されたから衆院を解散した」という誤解すらしていました。そこで、政治は「知らなければいけない制度」だと思いました。 20代の8割は投票に行って欲しい 上京後「インターン」という制度があるのを知り、実際にインターンをする中で、政治の構造を知りました。「何党が…」というレベルではなく、政治全体に問題があるという問題意識を持ちました。 ――具体的には、政治にどんな