先日、京都で所用があった帰りに、四条からタクシーに乗った。 23時前なので長距離狙いの人が多いんだろうけど、京都駅までだけだから比較的近距離。ちょっと申し訳ないなあと思いつつ、なにげに手を挙げて止まってくれたのはMKタクシーだった。 「いやあ、最近、景気が悪くて、祇園も人出はがたっと落ちていますよ。ビルでも3階以上の所はほとんど明かりが付いていませんし……」と、まあありがちな景気の話をしていた。 で、「MKさん。でも、好調と聞きますよね。規制緩和で増車が認められるとメリットはあったんですか」と話を振ると、道すがら、いろいろ内情を説明してくれた。 近年、MKタクシーは、関西だけでなく東京や名古屋にも進出し、全国的にその名が知られるようになった。 運輸業界規制緩和の旗手、MKタクシー 彼らは80年代から料金値下げの方針を打ち出し、タクシー業界や近畿運輸局に対して様々な仕掛けを繰り返していった。