高速道路の自動料金収受システム(ETC)利用車を対象にした料金の休日割引制度に、東北の交通・物流業界が苦悩している。高速バスなどの利用者が大幅に減少し、バスやトラックが渋滞に巻き込まれるケースも出ているからだ。割引対象が乗用車だけで、業界に恩恵はなく「不公平な制度だ」との不満も渦巻く。景気浮揚を狙った政府の対策が、一部業界の足を引っ張る皮肉な状況になっている。(報道部・吉江圭介) <13〜23%ダウン> 「高速道路1000円乗り放題」のインパクトは強烈だった。 宮城交通(仙台市)は仙台と南東北の主要都市を結ぶ高速バスの5月の利用者が前年を大きく下回った。土日祝日の利用者数は福島線で約23%も減少。郡山線は約17%、山形線でも約13%ダウンした。 平日は前年水準を維持していることから、「1000円乗り放題」が原因とみられる。 宮城交通は「過去に例がないほどの大きな落ち込みだ。このまま
宮城教育大(仙台市)は20日、学生474人分の奨学金手続きを失念するミスがあったと発表した。日本学生支援機構による4月分3万―15万円の奨学金支給が遅れる事態となり、大学は急きょ4月分の支給額と同額を学生に貸与することを決めた。 ミスがあったのは、昨年度から継続して奨学金を受給する学生の手続き。対象学生の学業、経済状況、健康状態などの適格認定情報を、報告期限の8日までに支援機構へ連絡しなかった。 支援機構からの連絡でミスが分かった。3月末で定年退職した担当職員が引き継ぎをしていなかったという。 手続きが遅れたため、支援機構は4月分計2850万円を5月分と合わせ、5月15日に支給する措置を講じた。 宮教大は20日、対象学生への説明会を開き、4月に支給されるはずだった奨学金相当額を貸与する方針を伝えた。5月に2カ月分が支給されるのを待って返還してもらう。既に37人が借用申請した。 阿
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