「他県なら普通にある品物が地元で買えない」と、地域格差を嘆くエッセイが切実です。作者は島根県出身のさくらいみか(@skrimk0218)さん。作品は、2018年末に出した地元ネタ同人誌「しまね」からの抜粋です。 ネット通販が使える現代はまだ良くて、以前は買い物のために他県へ遠征することも さくらいさんによると、島根は大手チェーン店の進出自体が少ないうえに品ぞろえが乏しく、iPadを発売の翌年に買いに行ったときは「山陰に売っている店はないです」などと言われたのだとか(※あくまで店員の対応)。2018年でもなお、かろうじて一部の量販店だけが扱う程度だったそうです。 それでも現代ならばすぐ通販サイトに注文できますが、ネット普及以前はそうもいきません。例えば、雑誌に載っていた服が欲しくなっても、まず県内には売っておらず、ショップに問い合わせることになります。通販を受け付けない店もあって、入手を諦め