/青色LEDで日本人がノーベル賞を取ったと浮かれているが、それはあくまで物理学の中の学術的な業績。生理学的には、青色LEDが網膜損傷や睡眠障害などを引き起こすことも指摘されている。お祭り気分でそれを濫用するのは危険だ。/ 1903年、1911年と、二度もノーべル賞を取った人がいる。しかも、女性だ。放射性物質の研究を行ったキュリー夫人。パリ大学初の女性教授でもある。彼女はラジウムの青い光に魅せられ、その治療応用を考えた。だが、彼女の死因は、再生不良性貧血。放射能のせいかどうかはわからないが、彼女の直筆の実験ノートなどは鉛の箱に保管され、防護服になしには見ることもできないほど汚染している。 さて、青色LED。赤と緑と青が揃って光の三原色で云々、などという説明をやっているのを見かけたが、話はそう簡単でもない。光の研究は、ニュートンだの、ゲーテだのの昔からあり、スペクトル分光で均一にすべての波長が