福岡市の吉田宏市長(53)は20日、12月に任期満了を迎える同市長選に、再選を目指して立候補する意向を記者会見で明らかにした。福岡市長選をめぐっては同日、元佐賀市長の木下敏之氏(50)が民主党県連に推薦願を提出。元市教育長の植木とみ子氏(60)が今月中にも出馬表明することもわかった。 吉田氏は22日に、市議会の民主党系会派と会合をもち、出馬を表明する。同会派は吉田氏支援をすでに確認しているが、木下氏の動きで民主党県連内の調整に手間取る可能性も出てきた。 これまで市長選出馬の明言を避けてきた吉田市長は「近く(市議団の)民主系会派と会合を開いたうえで、態度を表明する」と述べた。さらに「民主系会派と私の間は1つの意思統一がなされると思う」と語り、民主系会派からの支援に対する強い期待を示したた。 福岡市議会の会派「民主・市民クラブ」(10人)は今月16日の会合で、「吉田市政はそれまでの開発行政から