自民党は24日、選挙対策本部(本部長・谷垣総裁)を開き、来年夏の参院選の選挙区選に関し、20選挙区で20人の公認を決定した。選挙区選での公認決定は今回が初めてで、内訳は現職15人、元議員1人、新人4人となっている。富山、奈良、高知では、県連が公募で選んだ候補を公認した。 福岡は、現職の吉村剛太郎氏が4選出馬に意欲を見せたが、執行部は県連が申請した新人を公認し、現職を差し替えた初のケースとなった。また、同本部は、公認済みだった荻原健司参院議員の辞退も正式に認めた。これで、自民党の参院選候補は33人(選挙区選20人、比例選13人)となった。 ◇ 来年夏の参院選福岡選挙区(改選定数2)で、自民党本部が24日、福岡県議の大家敏志氏(42)の公認を決めたことについて、新宮松比古県連会長は「地方の声を聞いていただいた」と歓迎し、公認候補を1人に絞る方針を改めて示した。今後は4選への立候補に意欲を示して