調査委集約作業に遅れ 裏金接待、麻生知事 2010年2月23日 13:48 カテゴリー:社会 九州 > 福岡 福岡県町村会元幹部による県幹部への裏金接待疑惑を調べている県の職員倫理調査委員会(永次広会長)が当初、2月下旬を期限としていた調査結果の集約時期について、麻生渡知事は23日午前の定例会見で「遅れ気味のようだ」と語り、調査期間の延長は避けられないとの認識を示した。知事が集約時期の先送りを認めたのは初めて。 麻生知事は理由として、県後期高齢者医療広域連合の設立に絡み収賄容疑で逮捕された前副知事の中島孝之容疑者(68)から接待の有無に関する申告書が提出されていないことを挙げた。調査委が当初の調査対象者(13人)から枠を広げて調査をしていることも認め、遅れている要因とした。 麻生知事は「できるだけ早くしたいが、作業は遅れ気味。再発防止策、関係者の処分も遅れる」と述べた。=2010/02/