昨年の九州豪雨で被災し、添田(添田町)-夜明(大分県日田市)間で不通が続くJR日田彦山線を応援する「がんばれ日田彦山線展」が2日、川崎町田原の町コミュニティセンターで始まった。同町教育委員会の主催。同線を走った蒸気機関車(SL)や、城野(北九州市小倉南区)-夜明間の全24駅の現在と過去を伝える写真などを展示している。 日田彦山線は石炭輸送で日本の近代化を支え、川崎町にも豊前川崎と池尻の2駅があり、炭鉱全盛期は多くの利用者があった。しかし、同町教委が町内の子どもを対象に調査したところ、「ふだん列車に乗ることはない」という声が目立ったため、歴史と鉄道の魅力を知ってもらおうと企画した。 白い煙を出しながら走るD51、9600形、8600形といったSLや「急行あさぎり」など今は姿を消した列車の勇姿をとらえた写真約70点のほか、現在使われているディーゼル車のキハ140形、147形の「キハ」の意味の解