1995年2月に発生したオウム真理教による目黒公証役場事務長、仮谷清志さん(当時68歳)拉致事件で、警視庁に逮捕監禁致死容疑で逮捕された平田信(まこと)容疑者(46)が12月31日、丸の内署に出頭する前、捜査を担当している大崎署に出頭しようとしていたことが、事件関係者への取材でわかった。 平田容疑者は同署に行ったものの、入り口がわからなかったため、東京・霞が関の警視庁本部に向かい、その後、丸の内署に出向いたとみられるという。 また、出頭前には、オウム事件の情報提供を呼び掛ける警察のフリーダイヤルにも電話をしたが、「相手にされなかった」とも話しているといい、同庁は出頭に至るさらに詳しい経緯を調べている。