昔から争い事が嫌いだった 怒りという感情をあまり持てないタイプの人間で、火種は鎮圧するものだし、それが無理なら可能な限り遠ざけるものと考えてきた 威圧的な態度を取る人たちに対しては、本当はやりたくなかったけどピエロっぽくふるまって争いに身を置かないようにしていた 大学進学後は、そういったタイプの人たちとは関わる必要がなくなったので、平穏が訪れた -だけど、最近になって、否応なくそういう世界にぶちこまれることが増えてきた ネットに所構わず強い言葉が書かれているのである 「頭おかしい」「ネトウヨが」「はてサが」「フェミが」「アベが」「韓国が」「日本死ね」 -怖い 強い言葉で誰かを否定する人たちが怖い -少なくとも、僕がネットサーフィンをする理由は 見て楽しい気持ちになれるコンテンツを消費したいからであって 見て悲しい気持ちになる罵詈雑言や醜い争いを見たいからじゃない -僕は政治にも興味ないし