「英雄のいない時代は不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だ」ということばがある。この手のものにはうといのだが、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトの作品「ガリレイの生涯」中の台詞らしい。1939年の作品だそうで、事情は知らないが時代背景を考えるとさもありなんという感じはする。 そんなことをふと思い出したりした一件。ずっと小さなレベルでだが、私たちにとってはそれなりに意味があると思うので。できるだけ手短にいきたいのだが無駄に長い文章を書く芸風らしいのでそこは仕様ということでひとつ。 今朝、つまり2010年3月6日のニュースにこういうものがあった。 「線路に男性転落、俳優の池田努さんら救助 表参道駅」(朝日新聞) 東京メトロ銀座線・表参道駅(東京都港区)で4日夜、ホームから線路に転落した男性(71)を、たまたま居合わせた俳優池田努さん(31)と会社員秋山佳範さん(23)が助け出した。電車が
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