肩こり、腰痛、倦怠感は“足”が原因なことも? 與那嶺さんによれば、足は全身の健康に関わる、重要な役割があるといいます。 「足は“第二の心臓”と呼ばれていますが、それはただ足が人間にとって大事だからという理由だけではありません。心臓は全身に動脈を通じて血液を送り込むことで酸素と栄養素を供給したり、静脈を通じて体中から老廃物を持ち帰り、腎臓でろ過して尿として排出したりしています。足は、心臓がそうして身体の末端まで送りだした血液を、心臓に戻す役割を担っているのです。 しかし、足がこりかたまっていると、血液循環が滞り、酸素や栄養素が体中に行き渡らなくなることで、肩こりや内臓の不調が起きてきます。よって、足をもんでほぐすと、血液循環が良くなり、血液が肩周辺の筋肉に留まる“肩こり”が解消されたり、栄養が全身に行き渡ることで、疲労回復効果が得られたりするのです」(與那嶺さん:以下同じ) 足をケアして疲労