小松幹生さんが亡くなられた。 小松さんとのつきあいというのは、ほんとうにもう、劇作家協会の設立以来の歴史そのものである。 1993年の3月、劇作家協会の必要性については、私たち若手も言い出し始めていたが、新劇世代の先達たちの間でも声が出ていることを知り、私が斎藤憐さんに連絡し、協会設立のために、会おうということになった。私は川村毅氏と平田オリザ氏に声をかけ、西永福の斎藤憐さん宅を訪ねた。別役実さんと一緒に私たちを待ち受けていたのが、小松幹生さんだった。 それがすべての始まりだった。 「会長退任にあたってのご挨拶」に記したとおりだ。http://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/bd31051879f80c59ea780c0d295c4f07 その「ご挨拶」に「あれから23年の歳月が重ねられてきているわけだが、なにもかもが「あっという間」の中の出来事であったと思う。多く