2015年5月15日に天国へと旅立ったB.B.キング。その生涯で残した数多くのアルバムの中でも、最高のブルース・アルバムの1枚と語り継がれているのが『Live at Regal』だ。 1964年の11月21日にシカゴのナイトクラブ、リーガルシアターで録音されたこのアルバムは、ビッグバンドをバックに白熱のプレイを聴かせてくれる。 ●この商品の購入はこちらから だがキングに言わせれば、このアルバムはいい演奏には違いないものの、そのときよりいい演奏は何百回もやってきたつもりだという。 そんなキングが自身のベスト・パフォーマンスの1つとして挙げているのが1967年にヒッピーの聖地、フィルモア・オーディトリアムで催されたライブだ。 仕掛け人はマネージャーの“シド”ことシドニー・サイデンバーグ。もともとはキングの会計士だったが、シドを信頼して何かと相談していたキングに説得されて、マネージャーを引き受け