これまで、日本人が海外観光地でぼったくられるのが定石だったが、最近では逆転現象が起きているようだ。 「報告が多いのは飲食店の不明瞭会計、ドラッグストアなど小売店での購入数の水増し、そしてタクシーの遠回りです」(都内のインバウンド業者) グーグル口コミやSNSを確認すると、外国人からの被害談も多い。もっとも悪名高いのは、法外な価格で海産物を売る大阪の黒門市場だろう。 「カニ足1本1万円と高額。食べてみたけど、解凍して時間がたっていて臭かった。返金してほしいよ」 同地を訪れるのは主に中国人観光客だが、今では中国SNSで「避けるべき観光地」と紹介されているほどだ。都内繁華街の居酒屋でもぼったくりが横行している。 「浅草や上野、歌舞伎町では今、外国人観光客を狙ったぼったくり店が急増しています。『ビール199円、料理全品399円』などと看板で釣っておいて、会計に法外なサービス料やお通し料を加算するシ